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着物の保存方法知っていますか?正しい収納方法と干し方

着物

みなさんは、正しい着物の保存方法をご存じですか?
最近は、着物をお持ちの方も少ないかもしれません。とはいえ、ご両親や祖父母、親戚などから譲り受けることもいらっしゃるでしょう。
ご家族に着物の保存方法をご存じの方がいらっしゃれば迷うことはありませんが、洋服と同じように保存していると大変なことになってしまいます。着物は繊細で傷みやすく、とくにカビや湿気などに気をつけなければなりません。着物の値段は素材や生地の質にもよりますが、決して安いものではありませんので大事に保存してほしいところです。

今すぐできる着物の保存方法

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今回は、今すぐにできる着物の保存方法をご紹介します。手順に沿ってご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

【1】一晩、陰干しをして湿気を取る
【2】”本畳み”で正しく畳む
【3】1枚ずつ畳紙(たとうがみ)に包む
【4】通気性のよいタンスに収納する

これが、基本的な保存方法です。ここからは、各手順をもう少し詳しくご紹介します。着物は繊細ですから、丁寧に扱いましょう。

【1】一晩、陰干しをして湿気を取る

湿気のない状態で収納をしないと傷むので、一度着ると一晩は陰干しにしてください。陽に当たるところで干すと、すぐ日焼けしてしまうので注意してください。少しの型崩れやシワでも着物を劣化させてしまうため、干すときもシワにならないように和装ハンガーにかけましょう。
また、あまり着物を着ない人でも年に2回(半年に1度)ほどはタンスから出して陰干しをするようにしてください。人間と同じように内にこもらせておくだけでなく、たまに外に出してやらないと不健康(劣化の原因)になります。
余談になりますが、桜や紅葉の時期にあわせて着物をタンスから出し、着物を着て散策するのもよいのではないでしょうか。

【2】”本畳み”で正しく畳む

着物を保存するうえで、いちばん大事なのは保存する環境です。洋服をしまうようにいつもと同じ感覚でタンスや収納ボックスに入れてしまうと、大事なところにシワができ、カビや虫食いなどの被害に遭う可能性があります。
「シワができれば着る前にアイロンをかければいい」と思われる方も多いですが、いつもと同じようにアイロンをかけると生地を縮ませたり傷めたりします。
着物にアイロンをかける場合は、アイロン台の上に畳紙を敷いて、その上に着物・畳紙を置きます。着物を畳紙で挟んだ状態で、アイロンを絹の温度(目安は110〜130度)でかけていきましょう。

着物の畳み方

着物をしまうときには、本畳みとよばれる畳み方で収納しましょう。本畳みとは、以下のような畳み方です。
1.衿が左側において着物を広げ、おくみの縫い目で手前に折り返す
2.前身頃の上部のおくみを、前身頃の下部にあるおくみと合わせる
3.前身頃の下部にある脇線に、前身頃上部の脇縫いに合わせる
4.最後に、衿を背中心で内側に折り込む
文章では伝わりづらいかと思いますので、詳しい畳み方はインターネット上にたくさんアップされている動画を見られることをおすすめします。もちろん、畳む前に陰干しや充分に着物の湿気を取れたことを確認してください。

【3】 1枚ずつ畳紙(たとうがみ)に包む

畳紙とは和服などを畳んでしまっておくためのもので、渋や漆を塗り折り目をつけた厚い包み紙のことをいいます。着物を包んである真っ白い和紙のようなものを目にしたことがありませんか?あれが、畳紙です。
着物にとって湿気は大敵ですが、畳紙はこの湿気を吸収しカビや虫食いを防いでくれます。さらにシワがいきづらくする効果もあり、きれいな状態を保つことができるのです。
ただし、畳紙も定期的に交換するのを忘れないでください。ヨレヨレになったものやシミになったものを使用していると、着物にそのシミの色が写ってしまいうからです。

交換するタイミングは、以下を参考にしてください。
・表面がシワシワや荒い状態
・真っ白い状態から色が変わっている

新しい畳紙に包みかえる前にも、着物を陰干しして湿気をしっかり取り除くようにしましょう。畳紙は、着物を買ったときに付いてきますが、一般の通販サイトでも安価で販売しています。

どうしても畳紙を準備できなかった場合の代替品もご紹介しておきます。畳紙を準備できないときに、手軽に使えるものですので便利です。
・不織布(100円均一でも買えます)
・和紙ロール

【4】通気性のよいタンスに収納する

「着物を保管するタンスは立派なものでないとダメなのか」と思われる方も少なくありません。たしかに、桐のタンスは一定の温度に保つ効果があります。しかし、桐のタンスは高価なのでそう簡単に手に入れることはできないでしょう。
そんな人のおすめしたいのが、桐の収納ケースです。一般の通販サイトで、数千円から購入することができます。スチール製の収納ケースは通気性が悪いのでおすすめできませんが、すぐに桐の収納ケースなどが手に入らない場合は収納ケースの下部にスノコをひいて使いましょう。通気性がよくなります。また、収納するときに、放湿剤や防虫剤とあわせて保存するとよいでしょう。

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